2009-04-26案内

　琵琶湖を戻す会は多くの皆さんに支えられながら、２００９年４月で設立１０周年を迎えることが出来ました。

この間に３７回の外来魚駆除大会などを実施し、５０００人近い皆さんにご参加いただき、２，５００ｋｇ以上の外来魚を駆除してきました。２，５００ｋｇの外来魚をブルーギルに換算すると１０万尾近くを駆除してきたことになります。
もちろん私たちが開催してきたこれらの駆除活動は、琵琶湖の在来魚保全のため外来魚がいなかった状態に戻すことを目的として行ってきましたが、在来魚のためとは言え、この１０年間に多くの命を奪ってきたことは間違いありませんし、駆除してきた外来魚にも罪はありません。
そこで、１０周年を迎えるにあたり、これまで活動にご参加いただいた皆さんを代表して、駆除してきた外来魚の魂を鎮め、今後の皆さんの駆除活動での安全を祈願するために、天台宗福林寺さん（守山市）にお越しいただき、琵琶湖湖岸にて外来魚供養と安全祈願のための放生会を執り行うことにいたしました。

開催日	2009年4月26日（日）
時　間	午前　11:00
場　所	草津市志那中湖岸緑地
※外来魚駆除釣り大会内で実施致します。

当日、ご参加いただける方は、是非ご一緒にご参列いただければと願っております。

琵琶湖を戻す会はこれからも豊かな琵琶湖を実現するために「外来魚のいない琵琶湖」を目指して活動を続けて参りますので、ご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

　4月26日（日）午前１１時より滋賀県草津市志那中湖岸緑地において、外来魚の供養および外来魚駆除活動の安全祈願のための放生会を執り行いました。
当日は、前夜よりの激しい風が衰えることなく吹き続け、会場のある近江南部には強風注意報も発表されていた中での法要の開催となってしまいましたが、会場を予定していた琵琶湖岸から志那中湖岸緑地内の木立の中に移して、福林寺さんにお越しいただき実施いたしました。
生憎の荒天にも拘わらず、漁業者、県職員、一般参加者など４０名を越える皆様方にご参列、ご焼香いただきました。終始、冷たい横殴りの風雨の中での開催となってしまいましたが、最後に琵琶湖産のニゴロブナなどを琵琶湖に放流し、無事に放生会を終えることが出来ました。

　このところ琵琶湖ではニゴロブナやホンモロコなどの復活の話題も聞かれ、明るい兆しも見えつつありますが、相変わらず外来魚が異常に多い状況にあることには間違いありません。「外来魚がいない琵琶湖」に戻すために、琵琶湖を戻す会は１０年目を迎えた今後も微力ながら変わらず活動を継続させたいと思っております。


嵐のような強い風雨の中での開催となりました。		法要は福林寺さんにお願い致しました。		冷たく激しい雨の中、大勢参列いただきました。		琵琶湖に在来魚を放流して放生会を終えました。