【「漁師通信」の鵜飼さん講演】

　第１回外来魚情報交換会が２９日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれ、県内外の研究者や漁師ら約１２０人が外来魚の生態や駆除方法などについて話し合った。

　市民団体「琵琶湖を戻す会」（高田昌彦代表）が主催。琵琶湖の南湖でブルーギル、北湖でブラックバスがより広く分布しているとみられることなどが報告された。

　朝日新聞滋賀版「漁師通信」でおなじみの鵜飼広之さん（４５）＝大津市尾花川＝も「漁師の外来魚の捕り方」と題して講演。小型定置網の桝（ます）網を使った外来魚の捕獲量のデータを示しながら、「昔のような琵琶湖を取り戻すため努力していきたい」と話した。