びわ湖の外来魚駆除 釣り大会
09月13日　12時23分　ＮＨＫ

びわ湖の生態系を乱すブラックバスなどの外来魚を駆除するための釣り大会が滋賀県草津市で開かれました。
この釣り大会は、びわ湖固有の魚を食べてしまうなど、生態系を乱す外来魚を駆除するため、環境問題に取り組む市民グループ「琵琶湖を戻す会」が１５年前から毎年開いています。
１３日は草津市のびわ湖のほとりで、親子連れなどおよそ１５０人がミミズをえさに釣り糸を垂らしました。
主催者によりますと、１３日のびわ湖は午前９時の水温が２６度と、魚が活発に動き回るのに適した状態だったということで、参加者たちは１０センチから１５センチほどの大きさのブラックバスやブルーギルを次々と釣り上げていました。
滋賀県野洲市から家族で訪れた小学２年の女の子は「釣れるとうれしいです。びわ湖の魚を食べてしまう魚はいなくなって欲しいです」と話していました。
釣り上げられた外来魚は、魚粉に加工して、肥料などに活用されるということです。